主要音響機材 スピーカーシステム
・HK Audio Rシリーズ
独HKオーディオ社の以前のトップモデルです。
低域ユニットHL118 2台に中高域ユニットHL112 1台を組み合わせて1スタックとして使用します。上の写真の縦一列が1スタックとなり、この場合は4スタックを設営しております。
ラインアレイが主流になる前には高知よさこいの地方車にも搭載され、「主戦場」となる追手筋会場でメイヤーMSL4やNEXOαシリーズを搭載したチームの地方車としのぎを削ったこともあります。
ハイボックスの能率は105dBを余裕で超え、最大音圧は140dBに達します。
低域の伝播特性が非常に良く、ロングスローセッティングでは100mを優に超える距離まで飛び、高域から超低域までバランスよくカバーエリアに迫力のサウンドを届けます。
ラインアレイに取って代わられた感の強いポイントソースアレイシステムですが、音の「出ている感」は勝るとも劣らず、いまだ健在です。
ロングスローでは垂直40°水平25°の超狭角の指向性で、縦横の向きを変えてミッドスローでの使用も可能です。インフィルさえ追加すれば、下の設営写真のように片側1スタックで中ホールクラスの会場であれば十分な音圧を提供できます。
(インフィルは後述のLP210です)
片側6スタックまで所有していますが、レンタルご希望の際にはスタッフに数量をご相談ください。
・HK Audio LPシリーズ
こちらもHKオーディオ社製品ですが、Rの迫力とはキャラクターの違う非常に奇麗な出音で繊細かつ大音量を提供できるスピーカーです。
弊社ではLP115・LP210の2種のミッドハイボックスと共用のローボックスLP118を所有しております。
上記写真はLP210(ハイボックス)とLP118(ローボックス)を組み合わせた状態です。
LP210のミッドユニットは10インチ×2と小口径のため、打楽器などの再生に対し、アタックの立ち上がりが非常に速いスピーカーです。
最大音圧は136dBに達し、射程距離は45・6mまでの近~中距離を想定しています。
指向性は水平60°×垂直40°のバーサタイルなシステムです。
所有数量はLP210が8台、同じくローボックスのLP118が16台という構成です。
更に近距離で繊細かつ大音量を求める場合には、15インチローユニットを搭載したLP115を所有しています。
指向角度は水平100°×垂直50°と広く、スタンド立てで300人の会場を十分にカバーできます。
比較的遠達性にも優れ、ホーンの内部反射が少ないことから、繊細な出音、また残響の多い場所でも、カバーエリアが広く、ビーム軸の強調が少ないため、非常に聞きやすいシステムです。
LP210同様、LP118との組み合わせで、ローに腰の据わったサウンドも提供できます。
なお、LPシステムはCODA社のBMSドライバーを搭載した非常にレアなスピーカーです。
・MARTIN AUDIO WPMシリーズ
弊社ではラインアレイも所有しております。
英・マーチンオーディオ社のWPMシステムです。
大きさのカテゴリーとしてはスモールラインアレイですが、外観からの想像を上回る音量を提供できます。
写真のセッティングではローボックスSX118 2台に対してWPMラインアレイユニットを6台グラウンドスタックしていますが、弊社では片側8台を所有しておりその全数をグラウンドスタック可能です。
パワーアンプはコントローラー一体型のiKON IK42を使用します。専用ソフトで最適なアレイ角度を計算し、セッティングの試行錯誤の時間を省略できます。
この他、CODA社D-Cube(WPM写真の横にマイクスタンドに取り付けられているスピーカー)やイタリアを代表するメーカーであるRCF社のART745、ART310Aなど多数のスピーカーシステムを取り揃えております。