現在、令和4年11月末実施予定のワイヤレスマイクの新技術基準適用に伴い機器の入れ替えをご検討中の方も多いかと存じいます。
この件に付きまして総務省より8月3日、今般の社会情勢に鑑み旧規格無線機器の使用期限を条件付きで延長する省令(令和3年総務省省令第75号)が発布されました。
参照:
https://www.soumu.go.jp/menu_hourei/s_shourei.html
具体的には、
・令和4年11月30日より新基準を適用すること自体に変更はありません。
・同日をもって使用できなくなる予定だった機器については、他の無線設備に悪影響を及ぼさない限り使用期限を「当面の間」に変更します。
・新しい使用期限については、改めて公表します。
という内容になっています。
現在、半導体の入手困難や機器製造工場・メーカー技術者・販売/施工業者の勤務制約等でワイヤレスマイクについても入手に時間を要するケースが増えており、今回の省令発布は各メーカーからの報告やパブリックコメントの結果を踏まえたものと思われます。
なお、旧規格の機器の多くは製造より15年以上の年数を経過しております。
機器の老朽化が進行しておりますので、これを機会に更新をご検討いただくことをお勧めすることに変わりはございません。